2014年9月9日火曜日

原理原則(システム)が分からないと100%不幸になる











図のように、原則とズレてしまった人生脚本は、よって立つ原則の代わりに中心に他のものを置かざるをえなくなります。つまりこの段階で主体性を失ってしまいます。

分かりやすい事例を一つ出しましょう。
「依存症」がそれです。依存症は自立できない代わりにもたれかかるものを生活の中心に置くことです。依存症になってしまうものは、巷にあふれています。

なかには立派な態度と間違って評価してしまうものも含まれています。

仕事、家庭、ボランティア、勉学などもそれらです。どれも外的な評価のしやすいものです。

依存症は投入する時間の多さで測られることがおおいのですが、時間は関係ありません。
ビール一杯のアルコール依存者もいます。心理的にどれだけ占領されているかが問題なのです。

地球温暖化という問題は、地球の微妙なバランスを人間が崩したことで起こっていますが、ほとんどの人が繁栄という依存症にかかっていると言っても過言ではないのです。そこで起こっているのは、自然のシステムの一員である人間が病になったことで、地球のシステムにトラブルが起こり、生きづらい現象が起こっていると言えます。

これと同じことが個人にも起こります。しかし「親の因果が子にたたり」と言うように個人の場合、自分では気づくにも気づけないない場合が多いのです。そこで医師や心理学者の指摘を受けて修復しようとしますが、どこから手をつけていいのか分からない場合が多いのです。

しかし、修復の手段はそんなに多くあるわけではありません。

それは企業(組織)が抱えるトラブルに置きなおして考えると簡単に理解できます。
組織が機能しない場合、ほとんどはリーダーシップに起因します。どれほど熱心に見えても機能しない組織のリーダーには原理原則を無視した行為、思考があります。それをひとことで言うとリーダーシップの欠如ということになりますが、外的な評価では熱心さに注目してしまい、リーダーシップの問題にならないのが問題なのです。

外的な評価での熱心さとは「マネジメントの熱心さ」のことなのですが、リーダーシップが欠如した熱心なマネジメントは、いくら頑張ってもマネジメントでは補いきれないのです。

だからWHY型人間、つまり在り方にこだわることの重要性を指摘しているのですが、それを理解するには「リーダーシップを補えるものはリーダーシップ以外にないこと」を認識することが改善、改革の最初の関門なのです。 PDCAをいくら回しても元の問題に戻ってしまうのは、この問題が解決されていないまま回しているからです。

リーダーシップとはなにか?

リーダーシップとは、<在り方>からぶれることなく北十字星(在り方)を示せることです。そして<在り方>とは行き先に他なりません。

繰り返しますが、マネジメントは<なにをするか>であり、リーダーシップとは<どうありたいか>です。


クレドを始める前に「マイクレド」から始めましょうというのは、そこの問題があるからです。

まず自分で成功しましょう。

まず家庭で成功しましょう。

成功することでリーダーシップを手に入れましょう。









0 件のコメント:

コメントを投稿