2014年9月5日金曜日

自分を生かせばチームも生きる自律型マネジメント






アサーティブ。素直(積極的)に自分を表現することは、相手と自分に心地よい関係を創る条件です。とはいうものの、何でも素直(積極的)に表現すると、相手に嫌な思いをさせてしまいことにもなりかねません。このあたりの表現の難しさは意中の異性とのコミュニケーションの難しさに代表されるように、素直に伝えても、相手が受け取れない、受け取りたくない場合があります。

自分も相手もストレスなく受け取れるには<空気を読む>ことが必要になります。

ホスピタリティは、この<空気を読む>力がとても重要になります。
ところが、<空気を読む>ことが過度に要求されると、投げかける側のストレスになります。ホスピタリティは両者とも「気持ちが良い」が前提条件なので、ホスピタリティでなくなります。

日本社会を長く支えて来たひとつに「見せかけの社会力」があります。これは依存、甘えの産物で、良い面では終身雇用制度と引き換えに滅私奉公として日本型組織として機能してきました。悪い面では甘え、もたれかかりになり、スペシャリスト育成の阻害要因にもなり、現在のようなグローバルな社会には世界的な価値観の違いからそぐわなくなっています。

「ブラック企業」とレッテルを貼られるのは過去の習慣、思考パターンが通用しなくなったことを意味しています。

Win-WinはともにWin、ハッピーであることがゴールです。そのスタートにあるのは自立です。「ブラック企業」と併せて「自立しない人」もその習慣、思考パターンが通用しなくなっているのです。両者はもたれあっていたので両者間ではWin-Winの関係にありました。それが通用しなくなったのは、この関係では外の世界とでWin-Winできない矛盾が生じたからです。

自立を支える両輪がホスピタリティーとアサーティブです自立とはこれ以上ない積極的な自己表現に他なりません。それを可能にしているのが自己啓発であって、他者から無理矢理教育されるものではありません。自分で自分を育みます。自己啓発は<主体性>の始まりに他なりません。

<主体性を示す自分自身との関係>であるアサーティブの本文は、自分で自分を活かすことに他ならないのです。

もう一方には<他者と自分の関係>を示す<ホスピタリティ>があります。ホスピタリティは相手も自分もともにハッピーが条件です。

アサーティブは素直(積極的)に自分を表現することですが、もしハッピーでないならホスピタリティーは成立しません。



この自分の内側にある仕組みを、チーム(社会)に反映させると、チームワークの原型となり、ワークライフバランスの原型になります。つまり「自分を活かす」という極めて個人的な仕組みが社会の仕組みとピッタリ一致しているだけなのです。これが自律型マネジメントであり、極めて自然な姿なのです。

自分を生かせばチームも生きる自律型マネジメントは働きがいのある職場になるのは自然体なのです。だからBEなのです。




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